
チャラ男が売りのお笑い人気コンビ「EXIT」
おしゃれでチャラくて、それでいてぐさっとくる名言も言う。
そんなEXITのりんたろー。さんは、介護のアルバイトをしていました。
過酷だし、お給料も決して高くはない、でも、ここでりんたろー。さんは、介護の仕事が好きで、沢山の良い経験を得たといいます。
どんな仕事だったのか、なぜ介護を選んだのか、介護のしごとへの思いなど、りんたろー。さんの老人ホームでの仕事に迫ってみましょう!
EXITりんたろー。老人ホームで介護のアルバイト
りんたろー。さんは、上京して、24歳からEXITの人気が出るまでの8年間、板橋区の老人ホームで介護のアルバイトをしていました。
職場は一軒家をリフォームした老人ホームで、デイサービスやお泊りなど勤務もあり、昼間はお笑いの仕事、夜は介護の仕事を両立していました。
当時、お笑いの仕事はあまり忙しくなかったので、芸人と介護の仕事の両立はあまり大変ではなく、逆に、お笑いの仕事が行き詰ったときに、介護の仕事をすることで気分転換もできたとか。
りんたろー。はなぜ介護のアルバイトをしたの?
もともとおばあちゃんが大好きだったりんたろー。さん。
近所でオープニングスタッフとして、老人ホームで募集があって、「チャラ男とお年寄りの方がコラボレーションしたら、何かおもしろいエピソードが生まれるかも」と思い応募、まずは、介助の仕方を習いながら始めました。
パチンコ屋で働いていた時は、こんな状況の時に、芸人の仕事を否定されたこともありましたが、介護の仕事仲間は、りんたろー。さんの芸人としての仕事も理解してくれていて、急に芸人の仕事が入った時も、快く送り出してくれた、といいます。
介護の仕事は、知らないことばかりで楽しくて、施設利用者の人達も芸人を応援してくれる優しい人ばかりだったそうです。
りんたろー。老人ホームで何の仕事をしていたの?
りんたろー。さんは、介護の仕事全般を受け持っていました。
その仕事は多岐に渡り、食事介助、排泄介助、入浴介助、調理、送迎、口腔ケア、着脱介助、散歩の付き添い、寝かしつけや、寝ている最中の観察など。
大変ではありましたが、小規模の施設で、施設利用者の人達も要介護度1~3位だったので、他と比べたら随分楽だったのではないか、と話しています。
仕事を始める前に研修では、ご飯を食べてもらうために「細かく刻んでみる」と習ったけど、そもそも全然食べなかったり、尿量も教わった尿の量を明らかに超えるなど、驚かされたこともあったようですが、そんなハプニングも「ちょ、出しすぎじゃない!?」など、ツッコミながら楽しく仕事をしたそうです。
りんたろー。は仕事をどう思っていた?
自分と仕事は合っていたと言っています。
りんたろー。さんの性格が「いい意味で適当で明るい」ので、おじいちゃんおばあちゃん達は、喜んでくれてたそうです。
介護の仕事をしていることを、周りは「よくできるね」と言う人もいましたが、りんたろー。さんにしたら、居酒屋などで働く方が大変。
排泄介助も、実際にやる前は心配しましたが、やってみたら最初から抵抗なかったそうです。
パチンコ屋で思いドル箱運ぶより、おばあちゃんを運ぶ方がいい
りんたろー。さんの名言はここでの体験から生まれます。
大変なことといえば、時に認知症のある人などから、心無い言葉を言われてしまうことがあること。
昼間はいい人でも、夜になると違う人格のようなモードに入ってしまうことがあるらしく、言われて病みそうになる時もあるほど。
でも、それを真正面から受け止めるのではなくて、介護する側がどうにかできる問題ではない、それでいちいち自分やその人を責めてたら仕事が成り立たない。
なので、りんたろー。さんは、「何言ってんの~」、といい感じに受け流すようにしていたのだそうです。
楽しかったことは、おじいちゃんおばあちゃんの昔の体験談を聞くこと。
戦争の話や、どういった商売をしてきたか、どういう人生を歩んできたか、を聞くのが楽しかったそうです。
りんたろー。さんからしてみると、居酒屋やパチンコ店でのアルバイトの方が、介護の仕事と比べると大変と感じるほど、介護の仕事が合っていて、楽しみを見出せていたようですね。
りんたろー。が介護の仕事をしてたときの格好は?
時間は短かったけど一生懸命いろんなこと真剣に考えてる10代の話は心に響いた。EXITの2人も感銘受けた表情が印象的だった。
— まちよ*🐊 (@machiyo_EXIT) August 22, 2021
りんたろーさんは介護経験から気持ちにスッと寄り添えるし
かねちーだから伝えられる言葉も胸に響いた。#24時間テレビ #りんたろー #兼近大樹 #EXIT pic.twitter.com/MmSHyvI68f
介護という真面目なお仕事なので、格好も気になる所。
介護の仕事と同時に芸人もやっていて、しかもチャラ男のキャラクター。
どうやって2つの仕事を成り立たせていたんでしょうか?
なんと、介護の仕事の時も「ひげも生えていたし金髪だった」そう!
それでも、おじいちゃんおばあちゃんらは「覚えやすくていいよ」「ハイカラだね!」となかなか好評だったようです。
確かに、上の介護のお仕事中の写真は、チャラ男キャラのままですね笑
利用者の方から人気だったようで、りんたろー。さんがとなりに寝てくれないと眠れない、とダダをこねるおばあちゃんがいたとか。
そう言われてしまうから、他に仕事もあるからどうしようかなー、なんて考えてたら、その間におばあちゃんは寝ていた、なんてエピソードもあるほどです笑
りんたろー。が介護の仕事をして今役に立っていること
介護の仕事をしてたことが今役に立っていることは、「エピソードトークのネタがめちゃくちゃ多くあること」。
また、仕事で高齢の人達が集まる場所に行く時などは、話のトーンや声の出し方や間の取り方を、すぐに聞き取りやすいように変えることができるそうです。
街頭ロケでも、通常話してもらうのが難しいのに「目線を同じ高さに合わせて、身体に触ってあげるとしゃべってくれる」というのを知っているので、おじいちゃんおばあちゃんにすぐ気に入られて、ロケがスムーズにいくとか。
おばあちゃん子のりんたろー。さんは、今もおばあちゃんからほぼ毎日電話がかかってくるので、沢山話しているそうですよ。
おじいちゃんおばあちゃんの懐にさっと入って、心をわしづかみにする。
こんな特技を身につけたのですね!
りんたろー。が介護されるなら?
チャラ男キャラで介護の仕事をしていたりんたろー。さん。
将来自分が介護される側になったら、チャラ男でチャラくて適当な優しい介護士さんに介護してほしいそうです!
チャラ男キャラで介護し、そんな人に介護されたい。
根っからのチャラ男ですね笑
介護を受けることを心苦しく思う人へ『(介護を受けるのは年齢の)順番、順番!』と声掛けをしていたようなので、りんたろー。さんが介護を受ける側になったら、順番だし、と快く介護を受けれそうです。
りんたろー。が介護していてした失敗とは
2021年5月26日放送の『ホンマでっか!? TV』で、りんたろー。さんが介護の仕事の間にしでかした失敗が、面白いと話題です。
りんたろー。さんは、高齢者の方を車で送迎中、眠くなると色々な歌を歌っていました。
しかし、ある日、SPEEDの「Go!Go!Heaven」を歌ったら、「不謹慎だ!」と怒られてしまったそうです笑
また、2019年9月に行われた、映画「人間失格」のトークショーでは、おじいちゃんとおばあちゃんと行ったお花見でしでかした失敗、について話していました。
板橋区の老人ホームで働いていましたが、板橋区には老人ホームが沢山あるようで、その日の公園も高齢の方が沢山いたそうです。
花見が終わって、利用者の人達をワゴン車に乗せて老人ホームへ戻り、ワゴン車から皆さんを降ろしていたら、そこにはなんと、知らないおじいちゃんが混ざっていたとか!
「介護士失格だ」と思ったものの、そのおじいちゃんは運が良く、隣の老人ホームに通っていたため、おじいちゃんを「そっと返して」事なきを得たそうです笑
そっと返した、って物じゃないんだから笑
でも、何事もなくて本当に良かったですね!
りんたろー。の老人ホームでの怖い話
夜勤もあったため、怖い経験もしたりんたろー。さん。
お泊りがおばあちゃん1人だったある夜。
利用者が起き上がると、それに反応して「ピンポンピンポン」とセンサーが鳴る設定だったそうです。
それで、センサーが鳴ったので、そのおばあちゃんを見に行くと、ちゃんと寝ていました。
そんなことが3回位続いた後、りんたろー。さんは、おばあちゃんに声を掛けました。
りんたろー。さん「おばあちゃん大丈夫?眠れないの?」
おばあちゃん「ううん、大丈夫。でもさ…足元のおじいちゃん、どけてくれよ」
もちろん、足元におじいちゃんなんていなかったのに、センサーが鳴っていたそうですよ・・・。
ぞっ・・・、こわっ・・・!!!
真相は闇の中ですが、そういうこともあるのですね。
EXITりんたろー。のその他のバイト経験
こんなにも料理が上手で優しい店長さんのお店だったらアルバイトしたい💞
— mayumi (@mayumi_1013) July 12, 2021
この表情見てるだけで笑顔になれちゃう😊
楽しい時間が過ごせるってそう思えちゃう🥰#突破ファイル#EXIT#りんたろー pic.twitter.com/KX0TANEqIU
これまでりんたろー。さんがしてきたアルバイトは
- 地元・浜松にいる時
- 焼き肉屋
- ファミレス
- 派遣の仕事
- パチンコ店
- 老人ホーム
- 芸人さんがやっている居酒屋
NSC入学のために東京に上京した後
と多岐に渡っています。
始めてしたアルバイトが、大学生の時にしていた、焼き肉屋でのアルバイト。
ホールでオーダーをとったり、片付けをしたり、焼き肉屋さんならではの仕事をしていました。
でも、1番大変だったのが「肉の部位を覚えること」
カルビやロース、ハラミやサガリなど、種類が多く見た目では判断しづらい。
お客さんに出すのに「ハラミかもしれません」などと言って「ダメじゃんおまえ!」とかツッコまれていたとか笑
上京してからはパチンコ店へ。
重いし倒すと回収が大変な、パチンコ玉を入れる「ドル箱」を運ぶなど大変なこともありましたが、優しい常連さんに助けてもらいながら頑張っていました。
ただ、すでに芸人の仕事をしていたので、理解が中々得られず、両立が難しくなり、やめたそうです。
介護の仕事をしていた時は、居酒屋の仕事を掛け持ちしていたこともありました。
当時は寝る間も惜しんで働いていたというりんたろー。さん。
ここまで人気になるまでに、色々な努力をしてきたのですね。
りんたろー。が心が折れそうなときの心の支えは?
様々なアルバイトをしながら、芸人の仕事もこなす。
時に心が折れそうになったときの支えは、「芸人をつづけていく」という強い気持ち。
また、介護の仕事がしんどい時は、同じ老人ホームで働いて彼女と励まし合い、芸人の仕事で悩んでいる時は、芸人の仲間が奮い立たせてくれました。
その一人が相席スタートの山添さん。
「絶対に舞台には出続けておけよ」とりんたろー。さんを鼓舞し、兼近さんとの出会いがあったり、色々な経験や出会いがあって、今のりんたろー。さんがいると感じているそうです。
EXITりんたろー。老人ホームで介護のアルバイトの経験がすごい!
ということで今回は、EXITのりんたろー。さんの老人ホームでの介護のアルバイトについて見てきました。
介護の仕事は決してお金だけのためでなく、りんたろー。さんに合っていたし、とてもいい経験で、おじいちゃんおばあちゃんとの出会いは、りんたろー。さんの芸人としての仕事にも、今もプラスになっているのですね。
りんたろー。さんの人柄と共に、面白くもほっこりする介護の仕事っぷりに、こちらまで心温まるものがありました。
これからも、この経験を胸に、どんどん活躍していってほしいですね!
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