2012年2月2日に放送された「アメトーーク!」の読書芸人第1弾!

読書芸人としてゲスト出演したのはこちらの面々です。

ピースの又吉直樹さん
オードリーの若林正恭さん
オアシズの光浦靖子さん
スピードワゴンの小沢一敬さん
烏龍パークの橋本武志さん
笑い飯の中西哲夫さん
エリートヤンキーの橘みのるさん

すでに第3弾まで放送されていますが、放送された後は、番組内でゲストが紹介した本が、本屋で品切れ状態となってしまう現象がおきるほど、注目される人気企画となっています。

第1弾は

移動時間や空き時間での本の読み方
風呂・トイレなどで本を読むときの注意点
読書あるある

さらに、ゲストの自宅の本棚の様子が紹介されるなど

読書好きもそうでない人にとっても、とても興味深い回となりました。

これが放送されたのが2012年

又吉さんが、自身の小説「火花」で、芥川賞を受賞する、3年も前のことなのですね。

やはりこの回、又吉さんの独断場というか、とにかく説得力がありました。

さらに、「火花」の主人公の神谷という男のモデルだという、烏龍パークの橋本さんも出演していました。

そう考えると、とても貴重な回でしたよね。

その中で発言した又吉先生の名言と、出演者が紹介した本をまとめました。

保存版の内容です!

 

ピース又吉さんの名言

(本を読んで)難しいとか俺には合わへんとか面白くないとかその時に思ったとしても、それは自分がまだその本を読むタイミングじゃなかったり、その時にその能力がなかったりする。だから面白くない本ってないんじゃないかなって僕は思うんですよね。

本が面白いか面白くないかは、その時の自身の能力にかかっている。

本当の本好きだからこそ出てくる、究極の言葉だと思います。

本のせいにするのではなく、面白くするのは自分の責任、ずしーんと来ました。

ちなみに又吉さんは、本はなんでも好きなのだそうです。

売れてるのも売れてないのも、全部読みたいのだとか。。。

読書芸人・ピース又吉さんがおすすめする本

『王国』中村 文則著・河出文庫

架空の話とは言え、スリルがあって、中村さんの世界に引き込まれます。

娼婦の女性が主人公で、女性視点の一人称で語られる、心理描写の表現力が素晴らしいです。

『蜩の声』古井 由吉著

著者が織りなす、洗練された言葉の数々に圧倒されます。

喧騒の中で、一瞬の静寂感をつきつめるような、古いさんの感性に胸を打たれる作品です。

『きのうの世界』恩田 陸著・講談社文庫

著者らしいノスタルジーの世界観が楽しめます。

ふわっとした終わり方に、好き嫌いが分かれるかもしれません。

『桜桃』太宰治著・280円文庫

又吉さんが好きな太宰治の作品です。

家族を大切に思っているのに、自ら夫婦関係を壊してしまう、ジレンマを抱えた父親の姿を描いた作品他。

280円で太宰を読もう!と又吉さんからのメッセージでした。

読書芸人・オードリー若林さんが紹介する本

『オレンジ・アンド・タール』藤沢 周著・光文社文庫

1つの事件を、高校でアウトロー的存在の、カズキという青年と、後半は別の人物の視点で捉えた作品。

学生の方が読んだら、より共感できるかもしれません。

読書芸人・オアシズ光浦さんがおすすめする本

『おはん風の音』宇野千代著・中公文庫

妻と愛人、二人の女に惹かれる一人の男の物語。

しっとりとした文体で、胸が苦しくなるような、やるせなさが描かれています。

最後は、ちょっと読むのが辛くなってしまうかもしれません。

『わが性と生』瀬戸内 寂聴著・新潮文庫

瀬戸内さん独自のさらっとした表現で、全くいやらしさを感じさせない、でも内容は深い本です。

何度読んでも面白い。そして、読み始めたら止まりません。

読書芸人・スピードワゴン小沢がおすすめする本

『寺山修司少女詩集』寺山 修司著・角川文庫

少女が捉える愛のイメージを、豊かな感性でつづったオリジナルの詩集です。

みんなが知って日常使っている言葉で、読者をハッとさせる寺山さんの表現力が素晴らしいです。

『ポケットに名言を』寺山 修司著・角川文庫

名言をもっと自分のものにしよう!

名言集といえばもっと堅苦しいものが通常ですが、寺山さんらしい、歌謡曲あり、懐かしい映画のセリフありのユニークな本です。

小沢さんはなんでも、その日に出会った最高の人にプレゼントするために、20冊以上も買ってかばんにいつも入れているのだそうです。

すてきですね!

読書芸人・笑い飯哲夫さんがおすすめする本

『春琴抄』谷崎潤一郎著・新潮文庫

盲目の三味線師匠春琴に仕える、佐助の愛の物語。

谷崎氏の、最高傑作のひとつと言ってもいいのではないか、という日本文学の名作です。

『春の雪―豊饒の海』三島由紀夫著・新潮文庫

「春の雪」が映画化されたから読んでみた、なんて方もいるのではないでしょうか。

2人の愛の物語が、三島氏の天才的な表現力で描かれている、名作です。

笑い飯哲夫さん、渋いの選びますね~!

でも、本物の名作を好む人なのですね。見る目が変わりました!

読書芸人・烏龍パーク橋本さんがおすすめする本

『不夜城』馳 星周著・角川書店

主人公もヒロインも、登場人物のみんなが黒い、新宿歌舞伎町の中国黒社会を器用に生き抜く物語。

本には、映画には出ていない、主人公健一のエピソードが書かれています。

読書芸人・元エリートヤンキー橘さんがおすすめする本

『カシオペアの丘で』重松清著・講談社

重松清氏の渾身の、長編小説。上下巻合わせて800ページ以上と、本当に長い本です。

真綿で包まれるよな、やさしい文体で淡々と語られる物語に、あなたは許され癒されるでしょう。

『潮騒』三島由紀夫著・新潮文庫

1950年前半、伊勢湾沖の歌島で、貧しいの青年漁師の新治とお金持ちの海女の初江が、結婚の許しを得るまでを描いています。

日本の情景が目に浮かぶような、美しい純愛物語です。

いかがでしたでしょうか。

私も読書が好きな方ですが、皆さんが幅広い分野の本を紹介してくださって、また読みたいなと興味を持ちました。

人が興味のある本って、面白いですね。

保存版の内容でした。