
テレビが普及してきた1960年代頃から、芸人さんがどんどん人気になってきて、お笑い第1世代としてドリフターズなどのスターが出ました。
お笑いブームは続き、第2、第3と続く中、2010年後半に「お笑い第7世代」という芸人さんが出てきたようですが、この言葉は2019年頃から流行り出しました。
でも、お笑い第7世代っていったいなんなんでしょう?またそのメンバーは誰なんでしょう?
ということで今回はこのお笑い第7世代について詳しく見ていきましょう!
お笑い第7世代とは?
最近では、この「お笑い第7世代」という言葉はすっかり定着してきましたが、これは
- 2010年後半から活躍し始めた若手お笑い芸人
- 1989年1月8日以降生まれの平成生まれの、ゆとり世代でデジタルネイティブの芸人
- 霜降り明星のせいやが発したのがきっかけで作られた言葉
であると言われています。
よって、このお笑い第7世代は、平成生まれのゆとり世代の若手芸人のくくりであり、それまで上下関係など、関係性においても厳しい芸能界において、自由な発想を持った、新しい発想を持った世代の若手芸人といえます。
さらに、この言葉は、霜降り明星のせいやさんが、2018年12月深夜放送のラジオ番組での発言したのが始まりで、この時は特に深く考えずに7という数字をつけたということなので、ここまで世間一般に浸透するとは、思ってもいなかったでしょう。
20代で結束してお笑い活動をしたい、という思いからつけた名前のようです。
では、お笑い第7世代には、どのようなメンバーがいるのかを見ていきましょう!
お笑い第7世代のメンバーは誰?
霜降り明星
- 2013年1月結成
- せいや (左)ボケ (本名:石川 晟也(いしかわ せいや)、1992年9月13日生まれ
- 粗品 (右)ツッコミ (本名:佐々木 直人(ささき なおと)、1993年1月7日生まれ
- 2015年「大阪よしもと漫才博覧会 」に出演
- 2017年「 第38回ABCお笑いグランプリ2017」優勝
- 2018年12月2日に行われた「M-1グランプリ2018」を史上最年少で優勝
漫才やコント漫才が中心で、せいやさんが激しくアクティブに動きまわるボケと、粗品さんが手のひらを前に出しながらする一言ツッコミが面白いです。
ハナコ
- 2014年結成
- 菊田 竜大(きくた たつひろ) (左)中ボケ・何もしない担当 1987年6月12日生まれ
- 秋山 寛貴(あきやま ひろき) (中)ツッコミ 1991年9月20日生まれ
- 岡部 大(おかべ だい) (右)大ボケ・リーダー 1989年5月30日生まれ
- 「AbemaTV presents ワタナベお笑いNo.1決定戦2018」優勝
- 「ABCお笑いグランプリ」第38回、第39回決勝進出
- 2018年「キングオブコント2018」優勝
コントやシチュエーションコメディが中心で、菊田さんを無理に使わないことで、トリオの持ち味をほぼ出さないのが特徴。
ゆりやんレトリィバァ
- 2013年から活動
- 本名:吉田 有里(よしだ ゆり)、1990年11月1日生まれ
- 2011年 、NSC大阪校35期生首席卒業
- 2013年映画「スタートレック」イベントPR大使を
- 2016年第一回漫才協会大賞トータルコーディネイト部門賞を受賞
漫談や一人コントを中心とし、特技である、ダンス・英語・ピアノを活かしたネタを行う。
ミキ
- 2012年4月の兄弟コンビ
- 亜生 (左)弟・ボケ 三木 亜生(みき あせい)、1988年7月22日生まれ
- 昴生 (右)兄・ツッコミ 三木 昴生(みき こうせい)、1986年4月13日生まれ
- 2016年第一回上方漫才協会大賞新人賞
- トータルコーディネート部門賞受賞
- 読売テレビ「漫才新人賞選考会」準優勝
- 第46回NHK上方漫才コンテストで優勝
- 2017年第二回上方漫才協会大賞話題賞受賞
誰も傷つけない漫才をモットーとする、兄弟コンビ。
しゃべくり漫才を中心とし、亜生さんの質問に昴生が答えていくが、徐々に質問がおかしくなり、昴生さんがそこにツッコんでいくという内容が特徴。
宮下草薙(みやしたくさなぎ)
- 2016年1月結成
- 草薙 航基(くさなぎ こうき) (左)ボケ、1991年8月23日生まれ
- 宮下 兼史鷹(みやした けんしょう) ツッコミ、1990年11月16日生まれ
- 2019年「M-1グランプリ2019」準々決勝進出
- 2019年 – 第40回ABCお笑いグランプリ 決勝3位
漫才が中心で、草薙さんのネガティブな妄想を、宮下さんが優しくツッコむパターンが特徴。
草薙さんがネタを作っていて、自身の実体験が元になっているそうです。
EXIT(いぐじっと)
- 2017年12月22日結成
- りんたろー。 (左)ツッコミ 本名:中島 臨太朗(なかじま りんたろう)、1986年3月6日生まれ
- 兼近 大樹(かねちか だいき) (右)ボケ 1991年5月11日生まれ
- 第20回 決戦!お笑い有楽城 優勝
- 2020年「M-1グランプリ2020」 準々決勝進出
パリピ口調のチャラ男キャラでしゃべくり漫才をする、ネオ渋谷系漫才という分野を開拓。ネタはりんたろー。さんが作っています。
四千頭身(よんせんとうしん)
- 2016年結成
- 都築 拓紀(つづき ひろき) (左)ボケ、1997年3月20日生まれ
- 後藤拓実(ごとう たくみ) (中)ツッコミ、1997年2月6日生まれ
- 石橋遼大(いしばし りょうだい) (右)ボケ
- 2020年「M-1グランプリ2020」 準々決勝進出
- 2021年「ワタナベお笑いNo.1決定戦」準優勝
漫才やコントが中心で、脱力系漫才とも呼ばれ、都築さんと石橋さんのボケに後藤さんがツッコみながら、ぐたぐたとした会話が展開していくのが特徴。
ガンバレルーヤ
- 2012年6月12日結成
- よしこ (左)ボケ 本名:永田 淑子(ながた よしこ)、1990年10月24日生まれ
- まひる (右)ツッコミ 本名:岡田 まひる(おかだ まひる)、1993年8月30日生まれ
- 2017年8月よしもと無限大ホールで初の単独ライブ開催
- 2018年「女芸人No.1決定戦 THE W」決勝進出(体調不良で辞退)
コントを中心としていて、漫才をすることもある。お互いにまーちゃんとよっちゃんと呼び合い、一緒に暮らすほの仲の良いコンビ。
よしこさんがお母さんを、まひるさんが子供を演じるネタが多い。
ティモンディ
- 2015年1月結成
- 高岸宏行(たかぎし ひろゆき) (右)ボケ 1992年10月8日生まれ
- 前田 裕太(まえだ ゆうた) (左)ツッコミ 1992年8月25日生まれ
- YouTubeチャンネル「ティモンディのベースボールTV」を運営
前田さんは明治大学法科大学院を卒業しているインテリ芸人。
漫才が中心で、ネタ作りは前田さんが行い、元野球部員であることや、高岸さんのポジティブなキャラクターを活かしたネタが多い。
ぺこぱ
- 2008年結成
- シュウペイ (左)ボケ 本名:成田 秀平(なりた しゅうへい)、1987年7月16日生まれ(画像右)
- 松陰寺 太勇(しょういんじ たいゆう) (右)ツッコミ 本名:松井 勇太(まつい ゆうた)、1983年11月9日生まれ(画像左)
- 2014年 第6回お笑い全日本カップ 優勝
- 2019年 おもしろ荘 優勝
- 2019年 「M-1グランプリ」 3位
漫才とコントが中心で、松陰寺さんがネタを作成する。
松陰寺さんがツッコむと見せかけてフォローする「ノリツッコまないボケ」または「否定しないボケ」を特徴としている。
ゾフィー
- 2014年4月結成
- 上田航平(うえだ こうへい) (左)ボケ 1984年12月17日生まれ
- サイトウ ナオキ (右)ツッコミ 本名:斉藤 直樹(さいとう なおき)、 1980年3月26日生まれ
- 2019年 キングオブコント 決勝5位
- 2019年 NHK新人お笑い大賞 準優勝
慶応義塾大学出身の上田さんがネタを作成しており、腹話術人形ふくちゃんを使ったコントも行う。
また、サイトウさんは芸人をしながら、居酒屋チェーンで正社員の専務取締役を務めるという異色の芸人さん。
フワちゃん
- フワちゃん 本名:不破 遥香(ふわ はるか)、1993年11月26日生まれ
- YouTube「フワちゃんTV」運営
フリーランスで無所属のYouTuberお笑いタレント。
「ランボランチ」「SF世紀宇宙の子」などのコンビを経たのち、現在はフリーで活動、YouTuber発祥の新しいタイプの芸人である。
元気なため口キャラであるが、これは作っているのではなく、中学生の頃からのまんまなのだそう。
かが屋
- 2015年結成
- 加賀翔(かが しょう) (左)ボケ・ツッコミ 1993年5月6日生まれ
- 賀屋 壮也(かが そうや) (右)ボケ・ツッコミ 本名:賀谷 壯弥、1993年2月19日生まれ
- 2019年 キングオブコント 決勝6位
- 2019年 お笑い統一王座グランプリ 準優勝
- 2019年「キングオブコント2019」決勝進出
- 2021年 R-1グランプリ 決勝3位 (賀屋)
コントが中心で、演技性と物語性が高く、日常の身近な気まずい瞬間を切り取ったコントを得意としている。
3時のヒロイン
- 2017年1月結成
- ゆめっち (左)ボケ 本名:溝田 結女(みぞた ゆめ)、1994年11月17日生まれ
- 福田麻貴(ふくだ まき) (中)ツッコミ・リーダー 1988年10月10日生まれ
- かなで (右)ボケ 本名:上田 奏(うえだ かなで)、1992年6月10日生まれ
- 2019年 日本テレビ「女芸人No.1決定戦 THE W」優勝
- YouTube 3時のヒロイン公式チャンネル運営
トリオ名は、おやつの時間、つまり午後3時だけはヒロインだよ、ということから来ている。
「令和のトリプル田嶋陽子」がキャッチフレーズ。
はなしょー
- 2012年結成
- 杵渕 はな(きねぶち はな)ボケ 1993年5月24日生まれ(画像右)
- 山田 しょうこ(やまだ しょうこ)ツッコミ 1987年6月11日生まれ(画像左)
- 2020年日本テレビ「女芸人No.1決定戦 THE W」決勝進出
- 2020年 ワタナベお笑いNo.1決定戦 優勝
コントを中心とし、女子学生の恋バナや勘違い、女子あるあるなど、女性のネタを主にした「乙女コント」を特徴としている。
ザ・マミィ
- ここに文字を入力してください。
- 林田 洋平(はやしだ ようへい) (左)ツッコミ 1992年9月10日生まれ
- 酒井 貴士(さかい たかし) (右)ボケ 本名:酒井 尚、1991年6月1日生まれ
- フジテレビ「ツギクル芸人グランプリ2019」優勝
- 2019年 スカパー!シン・テレビ王決定戦! 優勝
- 2020年 キングオブコント 準決勝進出
コントが中心で、2人でネタを作成。
独特なキャラクターを扱うことが多く、ネタによっては、ボケとツッコミが入れ替わることもある。
まんじゅう大帝国
- 2016年6月結成
- 竹内 一希 (左)ボケ 1994年4月27日生まれ
- 田中 永真 (右)ツッコミ 1993年3月30日生まれ
- 2016年「M-1グランプリ2016」アマチュアながら3回戦進出
- 2020年「M-1グランプリ2020」2回戦進出
学生落語出身の漫才コンビで、古典落語のテイストを漫才に取り入れていることが特徴。
ボケとツッコミの担当が決まっているものの、田中さんが竹内さんのボケに乗っかるためにWボケと言われることもあります。
東京ホティソン
- 2015年結成
- たける (左)ツッコミ 本名:高木 建(たかぎ たける)、1995年3月24日生まれ
- ショーゴ (右)ボケ 本名:しばた しょうご(漢字は不明)、1994年2月1日生まれ
- 2018年第39回ABCお笑いグランプリ準優勝
- 2020年「M-1グランプリ」決勝進出
漫才が中心で、ジャンルは「剛毛僧侶と薄毛大工の言葉攻め」。
ショーゴさんがネタを作成し、ショーゴさんのボケに、たけるさんが軽いのりでツッコむのが特徴。
ぼる塾
- 2019年結成の女性お笑いカルテット(酒寄さんが活動休止中)
- きりやはるか (左端)ボケ 本名:桐谷 晴香、1995年1月28日生まれ(画像一番右)
- あんり (左から2番目)ツッコミ 本名:向後 あんり(こうご)、1994年10月7日生まれ(画像中)
- 田辺智加(たなべ ちか) (右から2番目) 1983年10月18日生まれ(画像左)
- 酒寄希望(さかより のぞみ) (右端) 1988年4月16日生まれ(育児休暇中)
- YouTube「ぼる塾チャンネル」を運営
猫塾としんぼるという別のコンビが合体して結成されたカルテット。
漫才が中心で、猫塾の時やしんぼるの時からのネタやセリフが、ぼる塾になっても定番となっている。
エイトブリッジ
- 2014年結成
- 別府 ともひこ (左)ボケ 本名:河野 知彦(うの ともひこ)、1990年7月9日生まれ(画像右)
- 篠栗 たかし (右)ツッコミ 本名:岩崎 隆(いわさき たかし)、1986年3月3日生まれ
- 2016〜2020年「M-1グランプリ」2回戦進出
漫才が中心で、篠栗さんがネタ作りを担当。
別府さんのまと外れなツッコミに、篠栗さんがツッコミし返すのが特徴。
空気階段
- 2012年結成
- 鈴木 もぐら (左)ボケ 本名:非公表(〇〇翔太)、1987年5月13日生まれ
- 水川 かたまり (右)ツッコミ 本名:水川航太(みずかわ こうた)、1990年7月22日生まれ
- 2019年、2020年「キングオブコント」決勝進出
- 2021年「ABCお笑いグランプリ」決勝進出
コントが中心で、ふたりでネタを作成している。
鈴木さんが中年役を演じることが多く、ハッピーエンドのコントを作ることを心掛けている。
お笑い第7世代とは?メンバーは誰?
ということで今回は、お笑い第7世代について見ていきましたが、いかがでしたでしょうか。
この頃の世代から、新しい風潮のお笑いも加わって、頼もしいところですね!
これからのお笑い第7世代の活躍に期待しましょう!